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白日陰影

箱詰系、拘束系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。
月別アーカイブ  [ 2015年05月 ] 

箱詰倶楽部の出張業 中編


 厳重に鍵がかけられたスーツケースが開かれると、その中にぎゅうぎゅうに詰められた女体が露わになった。
 当の彼女に意識はないようで、小さな箱の中で体を限界以上に小さく縮めている。その体にはじわりと汗が滲んでいて、どこか官能的な印象を見る者に与えた。
「……ルカさん、完全に寝ているようですね」
 しずなが効くと、技術班の技技名がどん、と胸を叩く。
「特製催眠ガスを注入したからね!」
「一応聞きますが、それ、大丈夫なんですよね?」
「もちろんさ! ちょっと数時間目を覚まさないだけで、後遺症もなにも残らないはずだよ!」
「箱詰め状態で睡眠ガスを嗅がせるということについてだったんですが……まあいいです」
 しずなはそう言って追及を諦めた。技術力に関して技技名の腕を信用していないわけではなく、聞いたのも単なる確認の意味合いが強かったからだ。
 繊細な技術を扱うとはとても思えないほど体格のいい技技名が、誰の手を借りるわけでもなく脱力したルカをスーツケースの中から抱えあげる。
 目隠しをされているルカが起きているのか寝ているのかはわからなかったが、だらりとした手足の様子を見る限り、完全に意識を失っているようだった。
「よーし、社長。そこにある箱を展開して」
「はいはーい」
 今回、使用する箱はすべて以前しずなが詰められたような、透明な箱の類似品を用意していた。
 その箱は中に詰められた人の様子がはっきりと見える特注品で、光を集中して当てることでほとんど視認できないほど透明なものになる。その光の熱でつなぎ目まで喪失するため、完璧な箱詰めが外から視認出来るという素晴らしいものだった。
「今回のこの箱詰めにはあれからさらに改良を加えててね……こんなものを用意してみました!」
 そういって技技名が取りだしたのは、透明なガスマスクのような代物だった。マスクから管まで、すべてが透明な素材で出来ている。
「それってもしかして……」
「そう! これもこの箱を作ったのと同じ素材で出来ていてね?これを用いることにより、さらに身一つで箱の中に閉じ込められている感がすると思うよ! ちなみに鼻呼吸タイプと開口具タイプがあるから」
「2タイプ用意したんですか? どうしてまたそんな手間を……」
「全部一緒じゃ、面白くないじゃない! 見た目的にも単調になるし!」
 社長の至極当然というセリフに、しずなは少し額を抑えた。
「まあ……いいです。妥協しないというのは経営者としてとてもいいことじゃないでしょうか」
「あれ? しずなちゃん、なんかすごく呆れてない?」
 技技名は透明なマスクのうち、鼻呼吸タイプのものをルカに装着させる。
「意識なしの状態が続くルカには鼻呼吸タイプのものだね! これをこうして……と」
「息苦しさで異変に気づきませんか?」
「ちゃんと呼吸さえできればたぶん大丈夫さ!」
 技技名の楽観的ともいえる言葉に、しずなは再度額を手で押さえるのだった。
「ところで……マスクの方はまだわかりますが、それを接続するボンベはどうするんですか? いくら技技名でも、それまで透明なものを用意するのは無理では……?」
「まあ、さすがにボンベまでは透明にするのは無理だね。ただ酸素を供給するだけならまだしも、この箱詰めの場合、吐いた息をどこかに収納しなくちゃいけない。この前しずなにやってもらったときは、背中に置いたボンベを髪の毛で隠したけど……今回はもう一歩進めてみようかと思う。長時間詰めじゃないからこそ、できることだけどね」
 そういって技技名が取りだしたのは、ディオルドやバイブレベルの小さな二本の機械だった。
「それは……?」
「ふっふっふ。これぞ我が箱詰倶楽部の技術の粋を結集してつくった呼吸制御装置さ!」
「……!?」
 しずなやチカがその小さなサイズを見て驚きに目をむく。
「そんなまさか……! そこまで小さなサイズに圧縮しているというんですか? 数時間分の酸素を?」
「嘘……ですよね? だってそれくらいのサイズって……海に行ったときに、そういう酸素ボンベと一体になったマスクみたいなものを使ったことがありますけど……三分とかその程度しか保たなかったはずです」
 チカがそう問いかけると、技技名は何を言っているんだと言いそうな顔で堂々と答えた。
「ははっ、倶楽部の技術力を舐めちゃいけないよ! 常に倶楽部の技術力は進歩しているのさ! この二本のボンベとマスクから伸びるチューブを連結することで、最大7時間の完全箱詰めが可能!」
 さらりととんでもないことを可能にしているのも、この倶楽部の特徴だった。
「この倶楽部の技術力はもうちょっと違うところで活かしましょうよ……」
 しずなはやれやれと言いたげな様子で、そう呟いた。もちろん、社長や技技名がそれに頷くわけもなく。
「何を言っているんだいしずな。この技術力は箱詰めをするためにこそ輝くんじゃないか」
「そうよしずなちゃん。箱詰めプレイ以上にこれを活かすことなんてできないわ」
「……はあ、もういいです。それで、かなりの小型化に成功したのはわかりますが……それをどうするんですか?」
 技技名は二つのボンベの表面を特殊な液体を救った手で撫でながら応じた。
「どうするって……そりゃ、こうするのさ!」
 二本のボンベに透明なチューブを接続し、ボンベそのものをルカの秘部と肛門に突き刺す。一瞬ルカがぴくりと反応したが、睡眠ガスの効果で起きはしなかった。
 そのままボンベが奥まで入ってしまえば、二つの穴に不自然な歪みが見えるだけで外側からはまさかその中にボンベが入っているとはとても思えないだろう。
「さすがは技技名。完璧な形ね。オーダー通りだわ」
「……あとでルカさんに怒られても知りませんからね」
 しずなはそう言って締めくくった。ちなみに、あとで自分たちもそれを入れることになるのだろうと察したしずなとチカは、それぞれ気まずそうにもじもじと内股になってしまうのだが。
「これでよし……と。あとは箱に詰めるだけだね!」
「ルカちゃんを積めるのはこの箱ね」
 そういって社長は箱の中の一つを運んでくる。
「これは以前のもののように不自然な姿勢で拘束するタイプですか?」
「いやー。さすがにそれは無理だよー。寝ちゃってるし」
「ルカちゃんには一番基本的な体勢を取ってもらおうと思うの。つまり……ん、こうね」
 体育座りの姿勢で限界近くまで小さくなったルカの左右から、透明のパーツが箱の形になるように組み合わさり、ルカは透明な箱の中で体育座りをしている状態になった。
「うん! 完璧だね!」
「さすがは技技名! 請求通りの完璧な施工だわ!」
 まだパーツが完全に透明になっておらず、繋ぎも残っているとはいえ、かなり透明度は高く、ルカは空中に浮かんで体育座りをしているような体勢になっていた。少しだけつま先がお尻よりも下に行くようになっており、その姿勢も相成って空中に浮かんでいる感じはさらによく出ている。よく見るとルカのお尻は不自然に押しつけられているような形だが、前から見ればそれは目立たない程度のゆがみだ。さらに、自然とうつむく姿勢になっているため目隠しもうまい具合に隠れており、身一つでと浮かんでいるような感覚はさらに強くなっている。
 これを参列並ぶうちの中央に設置すれば、確かに見栄えはよくなるだろう。
「……さすがは、こういうことに関しては本当によく頭が回りますね、社長は」
 ため息交じりにしずながいうと、社長は「それ褒められてるのかしら」と不満げに返した。しかしすぐに表情を笑顔に変え、しずなとチカに言う。
「さあ、じゃあ次はしずなちゃんの番ね」
 そういう社長の楽しげな様子に、再度ため息を吐きながら、しずなは観念したように頷く。
「わかりました。とりあえず脱げばいいんですよね?」
「ええ! あ、でも先にストレッチしておいた方がいいかも。全裸でストレッチは嫌でしょ?」
 その言葉に、ブラウスを脱ぎかけていたしずなは手を止め、眉をひそめた。
「ストレッチ……ですか」
「うん!」
「……なるほど、わかりました」
 また不自然な体勢で閉じ込められることになるのだろうな、としずなは諦めの境地で受け入れつつ、入念にストレッチを行う。
 そしてそれがすんでから、改めてしずなは裸になった。前回の時もそうだったが、今回はチカも含めて人が多いため、いつもクールなしずなも居心地が悪そうに両手であそこや胸を隠す。
 そんなしずなのことにはさほど頓着せず、社長と技技名は準備を進めていた。二人が用意したのは、やたらと細長い透明パーツだった。
「……? それ、どうやって詰められればいいんですか?」
「ふふふ……この前、しずなちゃんに体の柔らかさを確認させてもらったとき、すごかったじゃない? その驚きを共有したいなって思って!」
「まず下のパーツをこう置くでしょう?」
 技技名は下のパーツという細長い長方形のパーツを地面に置く。
「まずは、この上に足を百八十度開いた状態で座って!」
「……本気ですか?」
「もちろん!」
 しずなはものすごく断りたい気分になっていたが、ここまで来た以上、仕事である以上、言い出せなかった。仕方なく、言われるまま足を百八十度開きながら、そのパーツの上に座る。パーツはちょうどしずなの体の形に窪みがあって、しずなの体はちょうどそこに収まった。
「ん……ちょっと、技技名さん。これ、少し後ろ斜めになってませんか? 安定しないんですが……」
「ああ、それは元々だから大丈夫! 猫背になる感じで体を丸めて……そうそう! そんな感じ! ルカと同じで俯く姿勢になるから、言うほど恥ずかしくないでしょ?」
「……いや、普通に大股開きの時点で恥ずかしいですよ」
 冷静に返すしずなだったが、もちろん技技名たちがそれを聞いてどうにかするわけもなく。
「じゃあ、次は両手だね。こう、足に添うように横に伸ばしてみてくれる?」
 しずなが大人しくそれに従うと、技技名は足首の先を覆うパーツを持ってきて、足首に重ねたしずなの手を一緒に封入してしまう。そうなると、しずなは両手首と両足首を枷によって拘束されたようなもので、そこから動かせなくなった。しずなは一本の棒のように、両手両足を伸ばして、体を器用に折りたたんだ状態で動けなくなった。少し斜めに傾くようになっているため、アソコがもろに衆目に晒されている姿勢だ。いくら顔は俯く状態になるとはいえ、恥ずかしい体勢には違いない。
「次はマスクをつけるねー。あ。しずなは完全に俯く姿勢になるから、顎の下あたりに空間ができるでしょ? そこにこの首輪型ボンベをつけてもらうよ!」
「……本当に色々器用ですね、あなたは」
 技技名の用意した首輪型ボンベをつけてもらい、マスクも装着する。
「よし、じゃあ閉じるよー」
 真上から蓋のようにパーツが被せられ、しずなもまた完全に箱の中に閉じ込められた。
「横に長くないですか?」
 そうチカが尋ねる。しずなの入っている箱は、確かに横に長く、普通に積もうとすると横幅が大きすぎるように見えた。
「ふふふー。その理由はねぇ……こういうことさ!」
 技技名はまずしずなの入った箱を箱を積む場所の一番下に置く。そのちょうど真ん中にルカの入った箱を積み上げた。
「あ……っ、なるほど……」
 チカが感心したように頷く。横に長いしずなの箱と、ルカの入った箱の横幅には、ちょうど三倍くらいの差があった。つまり、真ん中に置かれたルカの左右には、まだしずなの箱の上におくことのできる空間が二人分空いていることになる。
「こうやって、四段に積むんですね」
 チカがそう確認すると、社長が頷いた。
「そうなのよ! いやー。依頼書では10人ってあったけど、よく考えたら三列に積んでも四列に積んでも綺麗に詰めないじゃない? かといって五列で積んだら低すぎるし、二列じゃ高すぎるし……そこで、この詰み方よ! しずなちゃんの軟体の特徴も活かせて最高の形でしょ?」
「最高の形……かはわからないですけど……もしかして、私にもそういう特殊な形を用意してたりします?」
 倶楽部最少の体サイズを誇るチカにも、そういう形があってもおかしくない。嫌な予感を覚えたチカだが、意外にも社長は首を横に振った。
「チカちゃんの方はそういう特殊な形状にするわけにはいかなかったのよねぇ。透明なボールに入れて持ち運び……とかも考えたけど。今回の積み上げる趣旨には添わないし」
 その言葉に、少し安心するチカ。だが、技技名がいい笑顔を浮かべていることに気づき、そんなに甘い話じゃないらしいことを悟る。
「チカにはちょっとみんなとは変わった詰められ方をしてみて欲しいんだ!」
「……は、はぁ……変わった詰み方……ですか?」
「そう! まあ、とりあえず詰めながら説明するから、服を脱いで!」
 促されて、チカは大人しく服を脱ぎ始めた。

後編に続く
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