FC2ブログ

白日陰影

箱詰系、拘束系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

チアガール連縛もの【ワンドロ企画】

 私とミサはチアガール部に所属している。
 いつも明るくて元気いっぱいのミサは、私の幼馴染みで、昔からよく一緒に遊んでいた。同じ高校に入学することになって、部活をしようと思った時、彼女は部活紹介のときにパフォーマンスを見せてくれたチアガール部の演技の虜になってしまい、私もそれに誘われた形だ。
 正直、ミサの方はものすごく可愛くて男の子にも人気があって、チアガール向きの性格をしていると思うのだけど、私はそこまでチアガールに向いているとは思わなかった。別にデブでもブスでもなかったけど、悪くいえば無個性だったからだ。
 けれどミサに言われるまでもなく私もチアガール部の人たちの実演には魅了されていて、憧れていたところもあって、ミサに引き込まれる形で私もチアガール部に入部することになった。
 チアガール部の活動はとても厳しかった。それは良くある体育会系の部活の理不尽な厳しさではなく、純粋に体力作りや振り付けを覚えるのがすごく大変だったという話だからまだマシなのかもしれない。
 他のスポーツで、すぐレギュラーメンバーになれるわけではないのと同じで、一年の頃はひたすら体力作りと基本の振り付けの反復練習に費やした。実演の時に魅せられたキラキラとしたステージからは遠く、ひたすらに地味な格好で地味なトレーニングを繰り返した。
 ミサは良い子ではあるけど飽きっぽい子でもあったから、正直このきつい練習についてこれるのか心配だったけど、チアガールへの憧れのためか、普段の飽きっぽさを堪えて真面目に練習に打ち込んでいた。
 そうなると私もミサに負けてられないという気持ちが湧いてきて、練習にひたすら打ち込んだ。そうやってミサと競っていたのが良かったのかもしれない。
 二年生になって、普通は三年生にしか選ばれないメンバーに、私とミサは揃って選ばれた。自分たちの名前が呼ばれた時は、喜びのあまりミサと抱き合ってしまったくらいだ。
「やったねスズちゃん!」
「信じられないわ……!」
 こうして私たちはチアガールのユニフォームを手にすることが出来た。
 そのユニフォームは私たちにとって憧れの存在で、散々地味な練習着で過ごしてきた私たちにとって、最高のご褒美だった。
 その時、私たちはあまりに浮かれすぎていて、一部の部員がすごい形相でこちらを睨んでいることに気づけなかった。


 メンバーに選ばれた数日後。
 私とミサは更衣室で真新しいチアガールのユニフォームに身を包んでいた。
 学校の校章が胸のワンポイントとして光り、色は清廉潔白をイメージした白を基調としたもの。ノースリーブかつミニスカートのため、肌の露出が多く、活発なイメージを見る人に与える。靴下も白いソックスで、更衣室内だからいまは履いていないけど、動きやすいシューズも真っ白だった。
 誰が見てもチアガールだと一発でわかる服。憧れのユニフォーム。

 私とミサはそれを着た状態で、縛り上げられていた。

「むううぅう~!!」
 声を上げて助けを求めようとしても、口にかまされた猿ぐつわのせいで大きな声があげられない。猿ぐつわをかませる前に、ご丁寧にハンカチを口の中に詰められたせいだ。
 その猿ぐつわは私たちの後頭部でしっかりと固く結び目を作られていて、もがいた程度じゃ外れそうもなかった。
 私たちの身体は、赤くて太いロープのようなもので縛られていた。これもまた私たちが暴れた程度じゃ千切れる様子もなく、私たちの身体をぎちぎちに縛りあげている。
 ミサと私は抱き合うような形で縛られていた。お互いの身体を抱きしめるような形で、両手がまとめて縛られていて、もがこうとするとミサの身体と擦れ合うことになってしまい、もがきにくい。足もお互いの足に絡めるような形でまとめてしばられていて、下手に動くとお互いに痛い思いをすることになった。
 その上、私たちは細長いロッカーの中に押し込められている。ロッカーはひとり用の狭いもので、人間が入ることをそもそも想定していない。なのに二人合わせてそこに押し込められているものだから、狭い上に苦しい。
 幸いというべきか扉には空気を取り入れるための隙間があって、そこから光も差し込んでくるし、窒息もしなさそうというのが救いだ。
 何度か試してみたけど、ロッカーには外から鍵がかけられたのか、あるいは前に何かおかれてしまったみたいで、いくら押してもびくともしなかった。
 私たちはそんな状況に陥っていた。
 なんとか脱出しようともがいても、どうしようもない。
 どうしてこんな状態になってしまったのか、すごく単純な話で、他の部員からの嫉妬だった。
 二年生で唯一メンバーに選ばれた私たちが気にくわなかったのだろう。同級生の部員が数名、グループで私たちを襲って来て、呆気にとられている間に縛られてしまった。
 まさかこんな古典的ないじめのようなことをされると思っていなかったから油断した。
 実は今日はチアガール部の公開練習日で、この日に欠席したメンバーはいかなる理由であってもメンバーから外されると顧問の先生に言われていた。
 要は体調管理が出来ない者はメンバーに相応しくないということなんだろうけど、それを利用してこんなことをする人がいるなんて。
 私たちがメンバー落ちしたところで、その人たちがメンバーになれるわけではないのに。
 そうは思う者の、後悔先に立たず。ロッカーに閉じ込められてしまった私たちは、なんとかこの場から脱出しようともがいていた。
「うぅ……むぅぅ……!」
 せっかくの新品のユニフォームも、縄が食い込んで皺だらけになってしまっていた。それが哀しいし、縄の後が肌に残ってしまわないかも心配だった。縄は人を縛る用の縄なのか肌触り自体はそこまで痛くなかったけど、それでも縄目があることには違いない。
 肌に食い込む痛みは感じていた。
「んんんっ! んんっ!」
 なんとか縄が緩まないかと身体を揺すっていたら、涙目になったミサが必死に頭を振った。どうやら、私が動いた分ミサが痛かったようだ。
(ごめん……でもなんとかしないと……っ)
 私は再度ミサを視線で促して、力を合わせて扉を押してみようと訴える。
 ミサは躊躇いながらも頷いて、一緒に身体を揺すって扉に体当たりを試みた。
 けれど、元々狭いロッカー内。その上ぴったり密着するように縛られていることもあって、中々思うように扉にぶつかることは出来なかった。
「ふぅ……っ、ふぅ……!」
 口が猿ぐつわで塞がっているから、自然と鼻で息をしなければならず、荒くなるとお互いに鼻息がお互いにかかってしまう。生暖かいというか、熱い息が、むき出しになった肩を撫でて、思わず身震いしてしまった。
 同じようにミサも身震いするものだから、互いの震動が互いにダイレクトに伝わる。
「……ふぅ……ふぅ」
 狭い場所で強引に身体を動かしたせいで、ロッカー内の空気は酷く熱くなっていた。サウナというレベルではないけど、蒸し蒸しとした熱気が充満している。
(ダメ……脱出できない……っ)
 焦りと熱さでじっとりとした汗が滲み、ミサの前髪が額に張り付いているのが見えた。私も同じような状態になっているであろうことは感覚でなんとなくわかった。
 お互い、密着した身体が熱い。離れたいのに離れられないので、熱さは増すばかりだった。息苦しくなって、意識が遠くなる。
 ぼーっとした意識の中、すぐ傍にあるミサの鼓動が胸越しに伝わってきた。
 どう足掻いても脱出できそうにない無力感の中、ミサの存在は心強かった。もしひとりでこんな暗いところに閉じ込められていたら泣いてしまっていたかもしれない。
 その心はミサも同じなのか、ふたりして暴れることを諦め、お互いの感覚だけを感じたまま、静かに目を閉じた。


 結果から言うと、その後夜になってから、私たちは捜してくれた他の部員によって助けられた。
 そして、私たちを縛って閉じ込めた子たちは、全員退部になった。当たり前だ。
 そもそも「公開練習に出なければメンバー降格」という取り決めは、そういう馬鹿なことをする子をもっと重要な公式戦の時までにあぶり出すためのものだったようだ。
 私たちは無事メンバーに選ばれたままだった。
 緊縛のせいでぐちゃぐちゃになってしまったユニフォームも、補填してくれることになって、私たちは無事チアリーダーとしての活動を続けられるようになった。
 ……のだけれど。
 ひとつ、あの経験が私たちに遺したものがあった。
 それはふたりしてあんな経験をしたせいで、緊縛趣味に目覚めてしまったということだ。ダメになったユニフォームを着て、お互いに縛ったり、縛られたり、そういうことを楽しむようになってしまった。
 もし人に見つかったら大変なことになるのに、校内でもそういうプレイをしてしまうのだ。むしろそういうところでやることに興奮してしまう。
 卒業まで無事に過ごすことが出来るのか。

 私たちは不安になりながらも、ユニフォームを来て緊縛することを辞められないのだった。


おわり  
[ 2018/04/06 01:43 ] ワンドロ企画 | TB(0) | CM(2)
カウンター
プロフィール

夜空さくら

Author:夜空さくら

はじめに
当ブログは箱詰・拘束系の18禁小説ブログです。関連の同人誌・版権物のレビュー、個人的な語りなども書きます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

『このブログについて』
・当ブログについてです。

『twitter』
・管理人のツイッターです。取りとめのないことを呟いています。

管理人運営の姉妹ブログ一覧
『黎明媚態』(露出・羞恥系)
『黄昏睡蓮』(猟奇・グロ系)
『白日陰影』(箱詰・拘束系)
『夕刻限界』(時間制御系)
『極夜天蓋』(催眠・改変系)
『東雲水域』(性転換交換系)
『星霜雪形』(状態変化系)
『異種祭祀』(異種姦系)

『pixiv』
・イラストは全て3Dカスタム少女を使用し作成して投稿しています。基本は小説の投稿です。

『ノクターンノベルズ』
・一部の小説をこちらでも掲載しております。